足部の痛み(踵、足底の痛み)

  • 朝起きてからの1歩目に強い痛みが走る
  • 踵の腫れ、押すと痛い、歩くと痛みがある
  • 運動後に症状が出ることが多い
  • 痛みが出ないようにつま先歩きになってしまう
  • 足に負担のかかる運動をしている

この痛みが出るのはどんな人?

過度な運動による過剰な負担、足底筋膜の筋力低下、姿勢や歩き方など要因は人によって様々です。足の裏にかかる衝撃、体重などの負荷は、踵に60~70%、足先から踵にかけて30~40%に分散します。それが、身体のバランスや姿勢の崩れによって負荷のバランスまで崩れ、痛みを引き起こす原因となります。歩いているときに足趾を接地しないで歩く癖がある方は、踵に大きな負荷がかかります。本来、足趾、足趾の付け根、踵の3点に分散し体重がかかるのですが、足趾が上がってしまい、身体の重心が踵側に移動してしまうことも1つの要因です。
ダンスやバスケット、マラソンのような足に負荷のかかるスポーツをする方、40歳以降で足の筋力が低下している人は、筋肉に炎症が起こり痛みを抱えやすいです。また、10歳前後の男児に多く見られる骨端症においても、腫脹、圧痛、歩行、競技中の痛みなどの症状があります。

痛みが出た場合の処置、対応

・痛みの要因となっている運動を続けている場合は、運動の制限が必要なケースもあります。痛みがある状態で運動を行なっていると改善するのに時間がかかるため運動を中止した方が早期競技復帰が見込めます。
・痛みの原因となっている患部の炎症を取るための施術を行なう。痛みの出始めにしっかりと行うと回復は早いです
・適切なストレッチを行なう。ただし、痛みの出ている部位に関しては炎症が落ち着いてから痛みの出ない範囲でストレッチを行なう。

早期改善・痛みを出にくくするためになにをするべきなのか?

根本原因である「骨格の改善・筋肉の柔軟性を取り戻す」ことが大切です。炎症を抑えるための施術も同時に必要ですが、根本的な姿勢や歩き方、体重のかかり方が改善されなければ再発する可能性が考えられます。

当院では、根本的な改善を求めている方には「深部整体術」という技術を用い、足だけではなく身体全身の関節や骨格の調整、筋肉の癒着をはがすことによって柔軟性を取り戻し、痛みの出にくい・動きやすい身体作りをお勧めしています。
患部に関しては、超音波、中周波、USボルテージなどで痛みを早期に除去する処置をしていきます。

原因や症状を正しく理解することで、適切な施術、再発防止し、改善に繋がります。
なにかお困りのことがありましたら、お気軽に当院までご相談下さい。

※本文は厚生労働省認可国家資格:柔道整復師 関野健太郎

 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師:大久保俊崇 が監修しています。